mooの徒然

判で押したような毎日だけど、その中で小さいけれどキラリと光る、そんな事を綴っていけたら…

魔法の鏡

子供達と3人になって随分と長い時間が流れました


もう、何年前…

数える事もなくなりました


暑い夏

3人で着の身着のまま家を出ました



ただただ子供達を守るため

生きるためだけに生きる


随分と時間が経ち


子供達は、すっかり大人になり


私は、守られる側になりました




笑った時に出来る皺も


ポツポツと出来たシミも


両眼の下にある痣も


人見知りで泣き虫なところも


すぐに折れてしまう心も



麻痺したままの反回神経も


めまいで倒れてしまう病も


そんな自分

嫌いじゃない



「これが私なの!」


今は、そう言えるのです



全てを受け入れた笑顔の私を写す鏡


なんだか、とっても穏やかな顔


それは、鏡の魔法なのかも



それでも




今の私が




好きです