外は雨
こんな夜は
思わなくてもいい事を思い
思い出さなくてもいい事を思い出します
留守電の声
私が寂しくない様に
いつでも聞ける様に
ギターをつま弾く音と私の名前を呼ぶ声を
入れてくれて
どれくらいの時間が過ぎたのでしょう
その携帯は
今は、もう手元に無いけれど
二度と聞くことが出来ないから
素敵な思い出として
心に残っているのでしょうね
雨の夜の
ヒトリゴトです
今は、留守電に声を入れてくれる人より
ふわりと柔らかく包んでくれる人がいい
暑い日には
柔らかい日陰を
寒い日には
暖かい陽差しを
そうやって
いつでもそばにいて
声を聞かせて
抱きしめてくれる
それがとっても幸せって
もう、気づいているのです