mooの徒然

判で押したような毎日だけど、その中で小さいけれどキラリと光る、そんな事を綴っていけたら…

母の花

散歩の途中、見つけた

ばら園の庭で白い花


遊歩道の脇で濃いピンクの花



母が大好きな花

「ビロード草」と呼んでいた

本当は、もっとちゃんとした名前がある

でも、私は、わからない(笑)


葉っぱを触ると、まるで天鵞絨の様

そこから「ビロード草」と呼んでいたのかな


結婚して、少しして家を建てて

母が、この花を持って来てくれた


嬉しくて、母と一緒に居るようで

プランターに植えて、玄関脇に置いていた

いつでも見える様に


ある日、母のビロード草は

プランターごと捨てられていた

元夫ね、やってくれたな

悲しくて言葉にならなかった



離婚してからも暫くの間

ビロード草を見るたびに

悲しい出来事を思い出していた



長い時間が経って

今はね

もう大丈夫

久しぶりに見たビロード草は

やっぱり可憐ね